甲斐誠二(延岡営業所 メンテナンス課 主任)

利用状況を「聞き取る」事も業務のひとつ

メンテナンス課の業務内容は主に介護保険レンタル品のメンテナンス・モニタリング、及び、施設様の備品である車いす等の修理です。 弊社から介護・福祉用具のレンタルを利用して下さっている個人宅や高齢者施設(有料老人ホーム等)を定期訪問し、貸与している間、商品の欠陥等による事故の防止や利用時の不具合でご利用者様・介助者へ、ご迷惑をお掛けしない様、用具の保守点検を行っています。

訪問時に行うのはメンテナンスだけではありません。 「モニタリング」といって、ご利用者様・ご家族等への使用状況・身体状況の変化の聞き取りを行うのも業務の一つです。 導入時に適切な用具だと判断したものでも、身体状況の変化や、生活を続ける中で変更が生じる場合がありますので、状況の変化に応じ、適正な用具への変更提案、また住環境に応じた環境整備の提案も行います。

ご利用者様が安心して過ごしやすい生活を継続出来る様、メンテナンス・モニタリングを行い、状況を報告するというのはとても重要な業務だと思っております。

「ありがとう」と言って頂ける喜び

利用状況の聞き取りは世間話も交えてになる事が多いのですが、高齢者の方や介護者であるご家族から私自身が教わる事が多々あり、日々成長出来ているのはそのおかげだと感じています。

私は福祉関係の仕事に以前から興味はありましたが、前職は全く違った仕事をしていました。不安はありましたが、入社後、上司や先輩方から優しく時には厳しく言動で示して下さり、指導を受ける事で、もっと仕事に興味を持つ事が出来ました。

福祉を通じ、様々な方々との出会いや、福祉用具を通して人の生活を支援し、「ありがとう」と言って頂ける喜びを感じる事の出来る仕事です。 「点検してもらえるから安心して使えているよ、ありがとう」「この前話して変えてもらった歩行器でもっと遠い所まで散歩ができるようになったよ」と感謝されることも多く、やりがいを持ちながら仕事に臨めています。

感謝の気持ちを忘れず、関わる人から信頼され頼りにされる存在になれる様、これからも努力していきたいと思います。

延岡営業所 甲斐誠二